我楽

鳥取だらずプロレスをもっともっと楽しむために 会場実況をやっています。

ダラズマニアへの道(6) - PURPLETOWN BACKLASH -

旗揚げ3年目だから、最初から振り返ってもそんなに時間はかからないだろう。

そんなふうに思っていた時期がありました。

 

鳥取だらずプロレスで会場実況を担当しております。浅倉です。

 

ダラズマニア2014をもっと楽しく観戦するために、復習をしています。

ダラズマニア2014は

2014年12月14日 14時試合開始! 倉吉パープルタウンです。

当日、雪の予報が出ております。

遠方からご来場の方は、自動車専用道路や一般道路の峠部分は冬用タイヤ規制となっているようですので対策をお願いします。また、近隣からお越しの方も近隣道路の混雑が予想されますので、お早めのご来場をお願い致します。

公共交通機関をご利用の方は下のリンク(パープルタウン公式サイト)からご確認ください。


アクセス | パープルタウン

 

前回、現在の相関図を見ていただいたわけですが、どんなことが起きてここに至ったのか?それを確かめるために、今回は前々回の続きから。

2013年春にさかのぼります。

 

 プロとの合同興行を終えた鳥取だらずプロレス。その風景に存在しなかった珍獣サンダーライガーが春に仕掛ける。

 それまで、鳥取県内でも米子市内での大会のみであり、珍獣の地元である鳥取県中部での大会は行われていなかった。珍獣サンダーライガーは交渉を重ね、県中部のショッピングセンター・パープルタウンでの大会開催をぶちあげる。

 「パータン炎上」

のちに鳥取だらずプロレスの看板イベントとなるこの大会は、珍獣の影なる努力の上に成り立っている。

2013年5月5日

鳥取だらずプロレス一周年記念大会 パータン炎上 

パープルタウン

対戦カードおよび結果

第一試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
山口謙吾 タカ☆ヒロ DAISEN VS 矢野俊治 ALLマイティ井上 ラウザ

✖ タカ☆ヒロ(17分52秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め)ラウザ ◯

第二試合 シングルマッチ 30分1本勝負
矢吹 仁 VS 木谷康祐

✖ 矢吹 仁(7分40秒 逆片エビ固め)木谷康祐 ◯


第三試合 セミファイナル タッグマッチ 30分1本勝負
怪人ラクダ男 軍団ひとり VS 牛骨ラーメンマン キムヨッチャン

✖ 怪人ラクダ男(16分30秒 サテンドール→片エビ固め)牛骨ラーメンマン ◯


メインイベント SWA認定山陰統一選手権試合 60分1本勝負
珍獣サンダー・ライガー(挑戦者) VS G(王者)

✖ 珍獣サンダー・ライガー (16分58秒 エメラルドフロウジョン→片エビ固め)G ◯
※初代王者が5度目の防衛に成功
 
 中部初開催となったパータン炎上は、用意した席はすぐに満席となり、階段や二階にもプロレスを見たいお客様で溢れかえっていた。選手もそれに応えるように熱戦を繰り広げる。
 満を持してメインイベントでGの持つベルトに挑戦した珍獣サンダーライガー
 大学時代から一緒にプロレスをやってきた盟友でありライバルである二人の戦い。その試合の歴史は鳥取だらずプロレスの一周年ではなく、彼らの15年間をぶつけあう試合となる。
 試合中盤、珍獣サンダーライガーのマスクを自ら脱ぎ去り、素顔の橋本康平として戦いはじめたのだ。
 サンダーライガーの技だけでなく、出せるすべての技を使ってGに対抗する。Gもまた、今までの防衛戦以上に厳しい攻撃で「橋本康平」を叩き潰さんとする。
 試合を制したのは G。
 
 その日、選手とお客様の熱により、確かにパープルタウンは炎上したのだ。

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ビッグイベントを終えただらずプロレスはその後も各地イベントで大会を重ねていく。
旗揚げから殆ど変わらないメンバーで構成されていたが、2013年前半は新しい選手達も加入していた。
3月の「3D」でバルドル 5月26日の「パティオでDON」大会でDAISUKEが続いてデビューする。前年にデビューした山口・木谷・矢野が一年でだらずプロレスの中心に近づいていることもあり、彼らもそれに追いつくように切磋琢磨していた。
 
2013年5月26日(日)米子駅前商店街内パティオ広場
全国植樹祭記念商店街イベント「パティオでドン!」
対戦カードおよび 試合結果

第一試合 DAISUKEデビュー戦 シングルマッチ 15分1本勝負
DAISUKE VS G
✖ DAISUKE(7分35秒 逆さ押さえ込み)G ◯

第二試合 タッグマッチ 20分1本勝負
グレートカグラ 伊勢宮ジロー VS 千鳥 DAISEN
✖ 伊勢宮ジロー(10分10秒 ヒッププレス)DAISEN ◯

第三試合 6人タッグマッチ 45分1本勝負
木谷康祐 ガイナタイガー 山口謙吾 VS ミステリコ・ヤマト ラフカディオHAN ALLマイティ井上
◯ ガイナタイガー(19分54秒ムーンサルトプレス→体固め)ALLマイティ井上 ✖
 
そして夏。
それまで山陰統一王座をシングル・タッグともに鳥取側に保持されていた松江だんだんプロレスが逆襲に転じる。
 
つづく