我楽

鳥取だらずプロレスをもっともっと楽しむために 会場実況をやっています。

ラウザという男 てんまやホール大会メインイベントのみどころ?(2)

ラウザという男。

2012年、その男はふらっと山陰のリングに上がってきた。

鳥取だらずプロレスが旗揚げされる少し前、松江だんだんプロレスのリングで彼は試合を行なった。
DREAMS所属。
彼は山陰に在住しながら、九州の社会人プロレス団体に所属していた。
社会人プロレスの中では上背もあり、飛び技もこなす。マスクの下の眼はとても鋭く対戦相手を射抜き、どの試合でも必死に勝利を得ようとする。

九州でアマチュアプロレスをはじめた彼は、しかし、7年間のブランクが有る。
仕事の都合などで山陰の地へ移動してきたことから九州の大会に参加することができず、また他にもさまざまな要素が絡み合って、いつのまにかアマチュアプロレスから長い間離れることになってしまっていた。
しかしプロレスをやりたい、リングに立ちたいという思いは変わることがなく、九州時代のレスラー仲間から誘われ、九州のアマチュアプロレス団体DREAMSの所属として九州で大会に出場。久しぶりにたったリングはとても心地よく、終わるとすぐにもう一度リングに上がりたいと思うようになった。
同じ頃、山陰にもアマチュアプロレス団体があることを知る。

松江だんだんプロレス

まだ旗揚げから数年しか立っていなかったこの若いプロレス団体で、彼は定期的に参戦し、アマチュアプロレスの経験の長さを活かして戦っていく。
2012年に旗揚げされた鳥取だらずプロレスにも旗揚げから参加、DREAMS所属のままで闘うのではなく鳥取だらずプロレスに入団して、新たな場所で闘っていくことを選んだ。

鳥取だらずプロレスでは、シングルマッチでもタッグマッチでもその力を充分に発揮し、まだ経験の浅いレスラーたちから頼りにされる支柱的存在であった。
2013年末にはヒール軍(Ecstasy of Gold)に参加し、それまでの白いラウザからイメージチェンジし、より悪く、より怖く変化していった。

しかし素顔の彼は葛藤する。
悪い攻撃、汚い攻撃は本来の彼が好む闘いではない。
力と力、技と技で戦っていきたい。
他のEoGメンバーがおこなう反則攻撃に彼は一瞬躊躇している姿を見せることもあった。

そして2014年末、ダラズマニア2014。
同じヒール軍同士でのタイトルマッチが組まれた。
反則攻撃を行わず、お互いが保つ技術だけで闘うことができた。
そして、ラウザは勝利をおさめる。

反則攻撃など、やはりラウザにとっては重荷だったのだ。
年が変わると、正規軍の一員にラウザはいた。
同じくチャンピオンであるDAISUKE バルドルとタッグを組んで試合に出場したラウザはとてもいきいきと闘っていた。

ラウザにはやはり白が似合う。


ラウザが出場するメインイベント、SWA認定山陰統一選手権は明日開催。
てんまやホールです。

最後に明日行われる対戦カードをもう一度。

3月21日(土・祝) 13時30分開場 14時試合開始
会場:米子天満屋5階 てんまやホール

第一試合(新人デビュー戦)

シングルマッチ 20分1本勝負
JADE VS セーフティこうき

第二試合
タッグマッチ 20分1本勝負
DAISEN マツモトカズマサ VS 豪円山武蔵 棚ボタ弘至

第三試合
シングルマッチ 30分1本勝負
橋本康平 VS ALLマイティ井上

第四試合
タッグマッチ 30分1本勝負
木谷康祐 G VS 大塚りん 因幡バッファロー

第五試合 セミファイナル 次期SWA認定山陰統一タッグ選手権挑戦者決定試合
タッグマッチ60分1本勝負
ガイナタイガー 藤原卓也 VS 矢野俊治 山口謙吾

第六試合 メインイベント SWA認定山陰統一選手権試合
シングルマッチ 60分1本勝負
(挑戦者)マツエデラックス VS ラウザ(第4代王者)
※第4代王者 初防衛戦

 

意味のないカードは鳥取だらずプロレスにはありません。
どの試合も見逃せないですよ!

それでは明日、てんまやホールでお会いしましょう!