我楽

鳥取だらずプロレスをもっともっと楽しむために 会場実況をやっています。

3月21日 第三試合のみどころ?

鳥取だらずプロレス、実況をやっている浅倉です。

もう月曜日!今週末は鳥取だらずプロレスです!

2015年3月21日(土・祝)
鳥取だらずプロレス てんまやホール大会
13時30分 開場 14時 試合開始

これまでの記事で、第一試合、第二試合と書いてきましたので、次は第三試合ですね。

第三試合はこんなカードが組まれました。

第三試合 シングルマッチ 30分1本勝負
橋本康平 VA オールマイティ井上

橋本康平は、2014年11月に倉吉未来中心で行われた闘梨アートでGとの戦いに敗れた。その試合はマスカラ・コントラ・マスカラ戦であり、その場で珍獣サンダー・ライガーのマスクを剥がされることとなった。
翌2014年12月、ダラズマニア2014からは橋本康平として素顔で戦っている。
素顔になってからの橋本の戦いは
2014年12月 ダラズマニア2014
橋本康平 VS 矢野俊治



2015年2月 だらずファン感謝デー
橋本康平 VS 山口謙吾



この他に松江だんだんプロレスでの6人タッグマッチを戦っている。

鳥取だらずプロレスでの橋本は、第一試合で青コーナーに立ちシングルマッチを行なっている。とはいえ、第一試合だからといって新人レスラー相手に戦っているのではなく、矢野俊治・山口謙吾といった実力ある選手を相手にしている。
矢野・山口ともにヒールユニット・Ecstasy of Goldに属しているものの、橋本との試合はそれぞれ真っ向からぶつかり、橋本が勝利した。
再デビュー後、橋本真也のようなファイトスタイルに変貌した橋本康平。珍獣時代の技を封印したかと思われたが、山口戦ではそれだけでは勝ち切れず、戦っているうちに身体に染み付いた珍獣時代の技も繰り出していた。
今回対戦するオールマイティ井上は、山口・矢野に負けない実力者であるので、橋本がどんな戦いをするのか非常に楽しみである。

その井上、昨年12月に行われた松江だんだんプロレス プレゼンツ CLUB-K TOUR in MATSUE でのマツエデラックスとのシングル王座挑戦権をかけた戦いに敗れ、シングル王座へ挑戦を逃した。
そのマツエデラックス戦。大柄なレスラー二人が真正面からぶつかり、両者の体力が完全に切れた中、ほんの僅かの差で敗れてしまった。今回のメインイベントでSWAシングル王座戦を闘うマツエデラックスとの実力差はないに等しく、いつでもSWAへ挑戦してもおかしくない。
井上は松江だんだんプロレスの所属でありながら、積極的に鳥取だらずプロレスの大会に参戦し、だらずプロレスファンの中でも評価が高い。そのファイトスタイルを一言で表すならば、

「昭和」

平成も27年目を迎えたが、彼は未だ昭和の時代を生きている。
その体つきに、繰り出す技に、攻めるときの気合の声に、技を受けるときの表情に、全てに昭和を感じさせる。
「今年は昭和90年!」といつも実況で叫びたくなる衝動を抑えるのに大変なんです毎回。

彼のデビューは2012年。鳥取だらずプロレスの旗揚げよりも後にデビューしている。つまり、鳥取だらずプロレスでいえば木谷・山口・矢野と同じくらいのキャリアである。彼のデビュー前の映像を見てもらおう。


よくわからないかもしれないが、レフェリーをしているのがオールマイティ井上である。
今と比べて非常にスッキリとした体型である。動きも軽やかで、とても初めてレフェリーをやったとは思えないくらいであった。途中でレスラーの反則攻撃に倒れてしまうが、今の井上ならば逆にレスラーを打ちのめすのではないだろうか。


山陰のプロレス界の実力者たちを順番に倒して再びGと相対したい橋本。
SWAシングル王座という最高峰のベルトへ再び挑戦したい井上にとっても、橋本を倒せばその資格をもっていると誰もが認めることになる。


井上は正面からぶつかる以外の戦い方はありえない。そのやりかたでデビューしてからずっと戦ってきた。
橋本には、相手の力をいなして闘うこともできる。しかし、再デビュー後の橋本は相手と真っ向勝負を信条にしているようにも見える。

この試合の選択肢は橋本が握っている。